
・ブナ科コナラ属
・分布地:福島・新潟県以西、四国、九州、朝鮮半島南部、特に関東地方に多い。
・常緑高木、20m程度
・山地に自生するが、里山や人里でよく見られる。公園にも多い。
・材は強度が高く、鉋の台や玄翁や鑿、農機具等の柄として標準的な材として知られている。
★サンプル採集地:東京都世田谷区上北沢

葉はやや堅く鋸歯縁、緑色で光沢があり無毛、長さ7-14cm、幅2.5-4cm。ウラジロガシに似ているが、裏側の色がそれほど白くないので区別できる。結石溶解作用があるとされ、民間薬として用いられる。

2012年、世田谷区経堂の建築現場で伐採された丸太を回収、製材し、現在乾燥させています。


材の一部には、「虎斑」と呼ばれる虎柄の杢(鑑賞価値の高いとされる木目の文様)が表れました。

国産の白樫材は入手困難な希少材ですが、都市部には意外なほど樫の木があり、それらは建物の建て替えや開発など、様々な理由で伐られています。これらの材は、基本的に材木として利用されることはなく、ゴミとして処理されているのが現状です。
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